2019年3月から発売を開始したHISTORYのCZシリーズ。
全数検査をはじめとするHISTORYの品質へのこだわりはそのままに、HISTORYブランドで10万円を下回る価格を実現したシリーズです。
ミディアムスケールの限定モデル発売!
今回、3モデルをミディアムスケールでワンショット限定生産しました。
ミディアムスケールとは?
各モデルとも、元になっているモデルは伝統的にロングスケールと呼ばれるもの。50年以上前にアメリカで設計されたもので、小柄な日本人には体格的にハンデがあります。ミディアムスケール化し少しだけでもコンパクトなギターになると、格段に扱いやすくなります。
※スケール:ここではナットからブリッジサドルまでの弦長のことを指します。
ロングスケールのモデルと比較
ブリッジの位置を揃えて並べるとこのようにナット位置がこれだけ違います。
- CZ-SV/R:648mm⇒CZ-MSV/R:628mm 弦長を2センチ縮小
- CZ-TV/R:648mm⇒CZ-MTV/R:628mm 〃
- CZ-BJ4/R:864mm⇒CZ-MBJ4/R:812mm 弦長を5.2センチ縮小
メリット
・フレットとフレットの距離が短かい
手の小さい方でも指が届きやすいので、ローポジションのコードも弾きやすい。
ヘッドまでの距離が近くなるので一番遠い1弦のペグまで手が届き、チューニングしやすい。
・全体的に軽量&コンパクト
ボディサイズもネックとの違和感がないように約5%程度小さくしており、サイズ、重量ともにコンパクトになりました。数センチの違いなので見た目には殆ど分からないのもポイント。でも実際に持ってみると想像以上に扱いやすく感じます。
・弦の張力が軽減
弦の張りの強さを”テンション”といいます。ミディアムスケールでは少しだけテンションが緩くなるので指が痛くなりにくく、チョーキングもしやすいです。
デメリット
・サウンドの力強さが減少
ロングスケールの方が迫力のあるサウンドが出る傾向にあります。ただ、有名なレスポールタイプをはじめとしてミディアムスケールは一般的に使われており、サウンド面で劣るという印象は無いと思います。
・ベースはミディアムスケール弦を使用
弦交換で新しい弦を購入する際に間違えないようにする必要があります。そこまで特殊なスケールという訳ではないので、楽器店での弦の品揃えや価格面の心配は殆どありません。
各モデルの紹介
CZ-MSV/R
ピックガードやノブなどの樹脂パーツも黒で統一した精悍なルックス。
一回り小さくなることで外周のラインがすっきりとしています。22フレット仕様は便利ですね。
628mmはレスポールタイプと同等の弦長なので通常の弦が使えます。ヴィンテージを元にやや出力を上げたオリジナルピックアップ。
ネックジョイント部分は角を丸めるヒールカット加工を施し、ハイポジションを弾きやすくしています。
チューニングの肝であるペグ(糸巻き)は上位モデルとも同じGOTOH SD91を採用。
スペック詳細は商品ページをご参照ください
CZ-MTV/R
右肘の当たる部分はエルボーコンタードと呼ぶカットを施し、抱えやすくしています。
ボディ裏側にもウェストコンタードと呼ばれる加工で、ウェストの当たる部分をカットしています。
ブリッジは調整のしやすい6連タイプ。ヴィンテージを元にやや出力を上げたオリジナルピックアップにより扱いやすいサウンド。
ハイポジションの演奏性を高めるヒールカットジョイントも採用しました。
スペック詳細は商品ページをご参照ください
CZ-MBJ4/R
JBタイプに憧れるけど大きくて重い・・・。このモデルでは外観に違和感を与えることなく、弾きやすくなっています。
ボディにはバスウッド材を採用、シンプルなパッシブ回路で癖のない扱いやすいサウンドです。
指板材には上質なローズウッド材を使用。フレットにはサークルフレッティングシステムを採用しています。甘くなりがちな低音のピッチ感を補正します。
剛性の高いハードメイプル材のネック。塗装には汗でべたつかないような加工を施しています。
精度の高いGOTOH製ペグ。ヴィンテージスタイルながらやや小ぶりな基部でヘッドの若干の軽量化に貢献。
スペック詳細は商品ページをご参照ください
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